●高校世界史の教科書を読む

古代ローマの話が書かれた塩野七生さんの「ローマ人の物語」(新潮社) (文庫版で43冊)を先日読みました。紀元前8世紀の古代ローマの誕生から終焉までが書かれた本です。この本を読み終え、高校の時に世界史を勉強したはずなのに、古代ローマの歴史を何も知らなかったのだなーと思いました。

なぜそんなに知らなかったのだろうと思い、高校の世界史の教科書を買ってきて読んでみたら、古代ローマについての記述は20ページもありませんでした。これでも大量の情報がつまっているのですが、やはり文庫で43冊と比較したら、概要が書いてあるにすぎません。必要があればその後学んでくださいということなのでしょう。

せっかく高校の世界史の教科書を買ったので、通しで読んでみました。まさかこの年になって高校世界史の教科書を読むとは想像していませんでした。通しで読んでみた感想は、「要点が時系列によくまとまっている。さすが教科書」

そういえば、塩野七生さんも近くに置いて教科書を見る事があるらしい。確かにちょっとした調べものや記憶の確認をするのにちょうどいい。そこで私も書棚に、世界史の教科書を置いておくことにしました。

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●国際法関連の本を読む

最近、戦争関連のニュースをよく耳にします。その中で識者や解説者から「これは国際法違反だ」とか「国際法からみて」と言った発言が出ることがあります。

国際法のうち、「この条約や憲章の第~条に基づいてとか、慣習法によりとか、このような見解、解釈で国際法違反である。」といったように発言者の方が具体的に発言してもらえると、理解しやすいし調べようがあるのですが、単純に「国際法」と言われても何のことかよくわかりません。

私自身も国際法について十分に理解しているかあやしい。そこで「国際法」関連の本を最近10冊ぐらい読んでみました。1冊2冊だと筆者の見方に引っ張られるのですが、10冊読んでようやく概要が見えました。

国際法は主として国家間の関係を規定している法です。そのため職業上で関わっている人を除けば、日本国内で暮らしてるほとんどの人にとっては、なじみが薄い分野だと思います。そのため、憲法や法律とちがって、一般的によく理解されていないのは不思議ではありません。

ネット上で繰り広げられる国際関係に関する言説やニュースも、単に国際法についての理解が不足しているためではないかと思われる場合もあります。それは国際法が一般にあまり知られていないせいもあるのではないでしょうか。


しかし、国際法は詳しく知らなくても、我々一般市民でも「戦時国際法」は本当は知っておく必要がある分野だと思います。戦時国際法では、自国と他国の軍隊が自国の領土内で戦闘になった場合、戦闘員でない市民が、民間人とみなされるための厳密なルールが設定されています。

詳しい説明は省きますが、一つ例を挙げます。「国民のための戦争と平和の法」小室直樹 色摩力夫著(総合法令)によると、(引用開始)一般住民は戦時法規を守らなければ人道的保護は期待できませんし、うっかり不用意に銃を取ると、非合法戦闘員とみなされて戦争犯罪人となるかもしれません。(引用終了) というのです。

このような戦闘に巻き込まれる可能性は非常にわずかだし、そのような事態が無いことを希望しますが、戦時国際法を知らないのは、身を守る上でもかなり重大な事で、本当は民間人が知っておく必要のある事だと思います。私も詳しく知らなかったのですが、日本に住んでいる人で知っている人は少数派では。

●高校の現代社会、政治経済の教科書を買って読んでみた。

それにしても、これだけ重要な事なのに、これまで国際法や国際戦時法についてなぜ詳しく知らなかったのだろうと思い、高校の現代社会、政治経済の教科書を買って読んでみました。

教科書を読んでみると、国際社会をテーマにした部分はページがさかれているのですが、国際法に関するページは1ページのみ。戦時国際法については用語のみで、詳しい記述はありませんでした。

戦時国際法について、教科書に記述されていないので、常識として知識にインプットされていないのは不思議ではありません。戦時国際法について教科書に記述されていない理由は明らかではありませんが、政府や役所関連の広報で目にした覚えもないので、積極的に市民に知らせているわけでは無さそうです。陸地で国境性が接して、歴史上国境線の変更を繰り返してきた国々とはだいぶ意識や感覚が違うのかもしれません。

私も国際法について詳しく知らなかったのですが、自分で学べば知識ができるわけです。高校の教科書に書いていないので私が詳しく知らないのは仕方ないと言いたいわけではありません。知識の不足に気付いたら知識を習得すればよいわけです。知識の不足をそのままにしておくよりよほどましだと思います。生涯を通じて学習だなー。と思います。

そして今回、何で知らなかったのだろうと時間をさかのぼって確認するには、高校の教科書を読むのが有効だと思いました。

社会の教科書は、自分自身の知識の抜け漏れを確認したり、大きく概観するのに役立つので本棚に置いて活用しようと思います。

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