●新型コロナワクチンについての厚生労働省サイトと首相官邸サイトを見比べてみると

政府機関が新型コロナワクチンについて公式に情報提供しているサイトが2つある。1つが「厚生労働省」もう1つが「首相官邸」だ。政府機関の公式サイトですが、サイトのイメージがずいぶん違う。
見た印象で言うと、厚生労働省は冷静、堅実、淡々だ首相官邸はガヅガツ。前のめりといった感じだ。(あくまでも個人の印象)

●厚生労働省のサイトはこちら


●首相官邸のサイトはこちら


厚生労働省の新型コロナワクチンについてのサイトは、別のブログ記事にも書きましたが、現時点で分かっていることわかっていないこと。接種の決定についての責任の所在等が冷静に淡々と書かれています。接種によって将来的に仮に問題が発生したとしても責任を追及されないように、事実と違うことや誇張した表現が無いように注意深く書かれているという印象があります。長年の積み重ねで、そのような注意深い文章を作成するノウハウがあるのでしょう。

・接種を迷っている方へ。厚生労働省の新型コロナワクチンのサイトを見よう
https://okinaebisu.livedoor.blog/archives/26729023.html
●民間企業の営業成績一覧のような首相官邸のサイト

一方、首相官邸のサイトは、いきなりワクチンの累計接種回数とグラフがドーンと表示されます。そして、「ダッシュボードで詳しく見る」をクリックすると、都道府県別接種数と接種率の一覧が表示されます。


都道府県別の接種数と接種率が一覧ですが、まるで民間企業での営業成績一覧のようです。都道府県別の接種数一覧をリアルタイムでサイトに表示する必要があるのかわかりませんが、このように数字で成績のようなものを出されたら、都道府県の知事はプレッシャーでしょう。自分の県の接種が遅れないように、役人にはっぱをかけるでしょう。他の県から遅れていたら、何をやっているんだとマスコミや有権者から非難されかねません。まるで政府が主導して都道府県に競争させているかのようです。

厚生労働省と首相官邸のサイトを見比べると、首相官邸のサイトはガツガツ。前のめりの印象を受けるサイトです。様々なリスクを知ったうえで自分の意思でワクチン接種は決めて下さいね。と冷静に述べている厚生労働省のサイトとは対照的です。ワクチン接種推進に関して、厚生労働省と首相官邸で温度差があるのかもしれませんが、ワクチン接種は、より安全側に立って慎重に進めるべきことだと思いますので、都道府県や市町村をあおって競争させるようなサイトはふさわしくないように思います。
ワクチン2
●首相官邸公式サイトの中での問題な表現箇所

首相官邸のサイトの中で、「新型コロナワクチンについて皆さまに知ってほしいこと」とするページがありました。その中で、印象操作とも言われかねない表現の箇所がありました

(引用開始) (表題部分)
ワクチン接種によるメリットが、副反応のリスクより大きいため、接種をお勧めしています。
(本部部分)
接種後には、体がワクチンに反応して、接種部位の痛みなどの局所反応や、発熱、頭痛などの全身性の反応が生じる可能性があります。これらの反応は、1回目より2回目の方が多く、年齢が上がるにつれて頻度が低くなるようです。接種は体調が悪くないときに受け、接種後はゆっくり過ごすようにしましょう。 アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応を起こしたことがある方は、通常より長く(30分間)経過を見て、万が一アナフィラキシーが起きても医療従事者が必要な対応を行っています。
 これまでのところ安全性への重大な懸念は生じておらず、接種のメリットが、副反応のデメリットを上回っているため、接種をお勧めしています。
(引用終了)


問題はこちらの箇所です。
これまでのところ安全性への重大な懸念は生じておらず、接種のメリットが、副反応のデメリットを上回っているため、接種をお勧めしています。

問題個所が2つあります。
1.「これまでのところ安全性への重大な懸念は生じておらず」と書かれています。2021年6月25日現在でも、日本国内でも新型コロナワクチン接種後に死亡した例が報道されています。

ワクチン接種との因果関係ははっきりしないということで、まだ因果関係を政府は公式に認めていませんが、安全性への重大な懸念が生じていないと言い切れるのでしょうか。といいますか安全性に重大な懸念が生じていないと言い切ってしまって本当にだいじょぅぶなのでしょうか。ここでは政府が考えている安全性について定義が書かれていないので、政府が考えてる安全性への重大な懸念とはどのような事態なのかがわかりません。まさかワクチン接種したはじからバッタバッタと倒れるような事態を重大な事態と定義しているわけではないと思いますが、定義を示さずに、安全性に重大な懸念がないという言葉を使うのは印象操作あるいは、下手したらデマではないのでしょうか。

太平洋戦争の時に、軍艦がほとんど沈没した後も日本軍が優勢であるかのように日本国内では報じられていたことや、福島第1原発の事故以前に日本の原発の安全さが宣伝されていたことを連想してしまいます。

2.「接種のメリットが、副反応のデメリットを上回っているため、接種をお勧めしています」の
文章には「誰にとって」がありません。メリットがあるのが「あなた」なのか「国民」なのか「政府」なのか分かりません。「誰にとって」で全く意味が違ってきます。

①「あなた」にとっての場合
「あなた」だとすると個人ごとで年代や本人の健康状態等によってメリット、デメリットは違うはずです。まだ感染していない人が副反応で苦しんだり、命を落としたとすると結果的にデメリットが上回ってしまうわけです。感染しなければ何も無かったわけですからあなたにとってメリットが上回っていると首相官邸は断言できないはずです。

②「国民」にとっての場合
年齢や健康状態等々それぞれの人によって違いがあるし、基本的な人権があり、多様な考えのある国民すべての人にとってメリットがデメリットを上回っているということは断言できないでしょう。「国民」にとってであるとすれば、独裁か全体主義ということになってしまいます。

③「政府」にとっての場合
政府にとっては、接種によるメリットがデメリットを上回っているのでしょう。そのため国民に接種をお勧めしているというのではあれば文脈の意味は通ります。しかし政府にとってメリットがあることは、「あなた」や「国民一人一人」にとってはメリットがあることとは異なります。どこか政府にとってメリットのある事だという本音が見え隠れしてしまいます。もしかしたら、成果を出したい政治家個人にとってのメリットかもしれません。

どうもこの文で「誰にとって」を省いたのは意図がありそうに思えます。日本語の曖昧さを巧妙に利用して、いかにも「あなた」にとってメリットがある事だと思わせる印象操作ではないでしょうか。政府の公式の文章なのですから、「誰にとって」は明確にするべきです。

このように、冷静堅実に書かれている厚生労働省にサイトに比べると、政府官邸の公式サイトの文章には、法律の専門家ではない私でも、印象操作かデマではないかとつっこみを入れられるよう問題個所があります。ワクチン接種を推進するために、都道府県に競争させたり、文書を駆使して印象操作したり、最新の広告戦略やマーケティング手法を用いた印象操作の手法の匂いがプンプンします。そういった広告マーケティング手法のプロの組織でも付いているのでしょうか。それにしてはつっこみどころが多く、厚生労働省の堅実な文章に比べると慎重さに欠けています。ワクチンという人の生命・健康に関することなのに、広告マーケティンク戦略を駆使して印象操作するのもどうかと思います。

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