●身近な事から始まる小学校の理科と社会のカリキュラム
小4の息子の教科書や宿題を見ていると思うのです。小学校の理科社会は、身近な世界から範囲が広がっていくカリキュラムの設計になっているのです。
たとえば、理科であれば、種から芽が出て花が咲くとか、太陽と影の動きとか。身近な自然現象から始まっています。社会であれば、近所、市町村、県、日本、世界という具合に勉強する範囲が広がっていくという流れになっているのです。
私が小学校時代に理科社会を勉強したときも、身近な世界から広がっていくという流れだったので、小学校の理科、社会のカリキュラムの流れは何十年前とあまり変わっていないようです。
これは子供が興味をもって理解が進むように設計検証されてきた、現時点では最適なカリキュラムなのでしょう。
●子供だからといって、大きな世界や目に見えない世界を理解できないわけではない
一方、小4の息子を見て思うのは、子供だからと言って、大きな世界や目に見えない世界を理解できないわけではないという事です。
子供の方がファンタジーに思えるような、大きな世界や目に見えない世界もすんなり理解していくようにも思えます。
小4の息子の場合はこんな感じです。
たとえぱ、地球には46億年の歴史があって、その間に地球が全球凍結するような極端な寒冷な時代や、現在よりも温暖な時代があったことを知っている。その間に大陸が移動したり、魚が陸に上がったり、様々な生き物が生まれたり、滅んだりしながら地球の歴史が続いてることを知っている。
たとえば、人類の先祖が猿から分かれて進化してきたことや、ネアンダルタール人やクロマニヨン人と言われる人が過去に暮していたことを知っている。
たとえば、古代エジブトの人々や王族がどんな文明を作って、どんな暮らしをしていたかを知っている。
たとえば、宇宙がビックバーンと呼ばれる出来事からスタートしたらしいことや、宇宙が莫大な広がりがあり、そこに星雲や銀河が存在していることを知っている。
少なくとも私が小学校の頃に知らなかった宇宙の広がりや、地球や生物、人類の過去の歴史があることを小4の息子は知っているのです。
小4の息子は、目の前に花が咲いていることが具体的な出来事とすれば、地球や宇宙の歴史は、目に見えないとても抽象的な話なのですが、そのような目に見えない抽象的な世界があることを理解しているようです。

●理科や社会で身近なできごとを学習するのと同時に、目に見えない抽象的な世界も学んだ方がよい。
学習とは抽象思考を養う訓練だとすると、理科や社会は、身近で具体的な世界を勉強するのと同時並行で、もっと大きな目に見えない世界や、抽象的な世界を学んでいったほうがよいのでしょう。
具体的な世界と抽象的な世界。つまり具体と抽象を行ったり来たりするような思考訓練をしたほうがよいというわけです。
子供は、目に見えないような抽象的なことは理解できないので、学ぶのは中学、高校以上でよいだろうという意見もあるかもしれません。
しかし、子供の方がファンタジーな実在しない世界をリアルに感じているのではないでしょうか。子供向けのアニメに夢中になったり、サンタクロースがプレゼントを持ってくるとか。ゲームの世界なんてまさしく存在しない仮想空間です。
目に見えない抽象的なことは子供に教えるのは後でよいということではなく、子供でも、絵本や図鑑や動画でも学習するための材料さえ提供されれば抽象的な世界を理解することができると思うのです。
そう考えると、本当は小学校の理科や社会にも具体的なことだけでなく、抽象的なこともカリキュラムに入れた方がベターだと思います。
●親が大きな世界の図鑑や絵本をたくさん見せてあげよう
しかし、教える側の小学校の先生が、より抽象度の高いことを教えられるのかということもあります。
たとえばビックバーンを説明できるのかとか。
また、目に見えない抽象的な世界の話は、現在はそうらしいと分かっていることでも、科学的な研究が続くと将来定説がくつがえされるということもありえます。小学校の段階で学習させるべきかということもあると思います。たとえば、宇宙のはじまりは実は、ビックバーンでは無かったとか未来には、新たな発見があるかもしれません。
そう考えると、小学校のカリキュラムに入れた方がよいのかは検討が必要です。
といっても、現在、幼稚園や小学校のお子さんがいらっしゃるのであれば、学校のカリキュラムが変わるのを待っていても仕方がありません。子供が、目に見えない抽象的な世界に興味を持つような学習材料を提供してあげたほうがよいのでしょう。
幸いにも、日本には図鑑や絵本がたくさんあります。それらをたくさん見るだけでも、抽象的な世界への子供の理解は深まるでしょう。科学動画も選んでみるのもよいと思います。
●加古里子さんの科学系の絵本はちょうどよいと思う
加古里子さんの「宇宙」「地球」「大きな大きなせかい」は息子も喜んで読んでいました。この絵本はわかりやくいので、子供の知らない世界を知るのにはちょうどよいと思います。
小4の息子の教科書や宿題を見ていると思うのです。小学校の理科社会は、身近な世界から範囲が広がっていくカリキュラムの設計になっているのです。
たとえば、理科であれば、種から芽が出て花が咲くとか、太陽と影の動きとか。身近な自然現象から始まっています。社会であれば、近所、市町村、県、日本、世界という具合に勉強する範囲が広がっていくという流れになっているのです。
私が小学校時代に理科社会を勉強したときも、身近な世界から広がっていくという流れだったので、小学校の理科、社会のカリキュラムの流れは何十年前とあまり変わっていないようです。
これは子供が興味をもって理解が進むように設計検証されてきた、現時点では最適なカリキュラムなのでしょう。
●子供だからといって、大きな世界や目に見えない世界を理解できないわけではない
一方、小4の息子を見て思うのは、子供だからと言って、大きな世界や目に見えない世界を理解できないわけではないという事です。
子供の方がファンタジーに思えるような、大きな世界や目に見えない世界もすんなり理解していくようにも思えます。
小4の息子の場合はこんな感じです。
たとえぱ、地球には46億年の歴史があって、その間に地球が全球凍結するような極端な寒冷な時代や、現在よりも温暖な時代があったことを知っている。その間に大陸が移動したり、魚が陸に上がったり、様々な生き物が生まれたり、滅んだりしながら地球の歴史が続いてることを知っている。
たとえば、人類の先祖が猿から分かれて進化してきたことや、ネアンダルタール人やクロマニヨン人と言われる人が過去に暮していたことを知っている。
たとえば、古代エジブトの人々や王族がどんな文明を作って、どんな暮らしをしていたかを知っている。
たとえば、宇宙がビックバーンと呼ばれる出来事からスタートしたらしいことや、宇宙が莫大な広がりがあり、そこに星雲や銀河が存在していることを知っている。
少なくとも私が小学校の頃に知らなかった宇宙の広がりや、地球や生物、人類の過去の歴史があることを小4の息子は知っているのです。
小4の息子は、目の前に花が咲いていることが具体的な出来事とすれば、地球や宇宙の歴史は、目に見えないとても抽象的な話なのですが、そのような目に見えない抽象的な世界があることを理解しているようです。

●理科や社会で身近なできごとを学習するのと同時に、目に見えない抽象的な世界も学んだ方がよい。
学習とは抽象思考を養う訓練だとすると、理科や社会は、身近で具体的な世界を勉強するのと同時並行で、もっと大きな目に見えない世界や、抽象的な世界を学んでいったほうがよいのでしょう。
具体的な世界と抽象的な世界。つまり具体と抽象を行ったり来たりするような思考訓練をしたほうがよいというわけです。
子供は、目に見えないような抽象的なことは理解できないので、学ぶのは中学、高校以上でよいだろうという意見もあるかもしれません。
しかし、子供の方がファンタジーな実在しない世界をリアルに感じているのではないでしょうか。子供向けのアニメに夢中になったり、サンタクロースがプレゼントを持ってくるとか。ゲームの世界なんてまさしく存在しない仮想空間です。
目に見えない抽象的なことは子供に教えるのは後でよいということではなく、子供でも、絵本や図鑑や動画でも学習するための材料さえ提供されれば抽象的な世界を理解することができると思うのです。
そう考えると、本当は小学校の理科や社会にも具体的なことだけでなく、抽象的なこともカリキュラムに入れた方がベターだと思います。
●親が大きな世界の図鑑や絵本をたくさん見せてあげよう
しかし、教える側の小学校の先生が、より抽象度の高いことを教えられるのかということもあります。
たとえばビックバーンを説明できるのかとか。
また、目に見えない抽象的な世界の話は、現在はそうらしいと分かっていることでも、科学的な研究が続くと将来定説がくつがえされるということもありえます。小学校の段階で学習させるべきかということもあると思います。たとえば、宇宙のはじまりは実は、ビックバーンでは無かったとか未来には、新たな発見があるかもしれません。
そう考えると、小学校のカリキュラムに入れた方がよいのかは検討が必要です。
といっても、現在、幼稚園や小学校のお子さんがいらっしゃるのであれば、学校のカリキュラムが変わるのを待っていても仕方がありません。子供が、目に見えない抽象的な世界に興味を持つような学習材料を提供してあげたほうがよいのでしょう。
幸いにも、日本には図鑑や絵本がたくさんあります。それらをたくさん見るだけでも、抽象的な世界への子供の理解は深まるでしょう。科学動画も選んでみるのもよいと思います。
●加古里子さんの科学系の絵本はちょうどよいと思う
加古里子さんの「宇宙」「地球」「大きな大きなせかい」は息子も喜んで読んでいました。この絵本はわかりやくいので、子供の知らない世界を知るのにはちょうどよいと思います。