●「子供の将来の夢」というと職業の話になりがち

小学校や中学校の卒業文集で「将来の夢」を私も書いた覚えがあります。現在でも学校では将来の夢や職業を書く機会があるようです。

学校行事で文字で書き残したり、発表する必要はありませんが、子供が普段考えない将来の事を考えてみたり、調べてみることは意味があるかもしれません。

●夢という言葉は、職業だけに限らない

日本では子供が将来の夢と言う時には、将来なりたい職業という意味で使われることが多いようです。

しかし、夢と言う言葉の示す範囲は、職業だけでなく様々な領域があります。

たとえば、家庭生活。地域社会での役割。社会や世界の中で実現したいこと。趣味。お金持ちになるといった金銭の状態のこと。世界一周するとか、アフリカに旅行に行きたいといった単純にやりたいこと。などです。(コーチングではバランスホイールともいいます)

大人の場合は、自分が今後どうしたいかを考える時には、職業に限定しないで、いろんな分野に分類してみるのは考えをまとめる際に有効な方法です。

しかし、子供が自分の将来の夢を考えるときは、細かく分類しても意味はないでしょう。職業はこれ、趣味はこれ、地域社会ではこれ。社会貢献はこれ。なんて子供が具体的に決められないでしょう。

たとえば、職業としてプロのサッカー選手になりたいと思っていても、結果的にそれが趣味になって人生を充実させたり、ボランティアのサッカーコーチになって地域社会に貢献しているという将来もあり得るわけです。

その反対に、趣味で楽しむつもりが、それが職業になったり、予想外に収益を上げるものになる場合もあるでしょう。

子供の時に、好きなことや興味のあったことが職業になる場合もあるし、趣味になる場合もある。
大人になってから、子供の頃に想像していなかったことが職業になる場合もあるし、趣味になる場合もある。これはどうなるかは到底予測できません。

また、1つの夢と別の夢が結びついて、まったく予想外の物を生み出すかもしれない。

つまり子供の頃に描いていた夢がどんな分野でどんな形で結び付いていくかは、本人も、誰も、予想がつかないわけです。

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●夢は1つや2つに絞らずに大雑把にたくさん描こう

どちらにしろ予測もつかないわけですから、子供の夢は大雑把にたくさん描いた方がよいのではないでしょうか。自分が好きなことや興味のある事から大雑把にたくさん夢を描けばよいわけです。

たくさん描いた夢が、職業になったり、趣味になったり、興味が無くなったり、まったく予想外の新しいものになったりするかもしれません。それでよいのではないでしょうか。

夢は1つや2つに絞るのではなく、たくさん描くことが大切だと思います。

●親や大人が1つや2つに絞らせるのは止めた方がよいのでは

親や大人が誘導して1つや2つの夢に絞らせるのは止めておいた方がよいと思います。

なぜかと言うと、1つや2つに絞るものが、親の夢であったり、親が子供にやらせたいものになってしまう場合もあるからです。

●小学生の将来なりたい職業の上位に「医者」が出てくる不思議。子供は本当に医者になりたいのかな?

たとえば、小学生の将来の夢やなりたい職業のアンケートの上位に「医者」が出てきます。どうして「医者」が上位になるのかとても不思議なのです。医者にお世話になったとか、伝記を読んであこがれたとか、親が医者なので身近に感じるという場合もあるでしょう。

しかし、そんなに上位に来るのはとっても不思議です。多くの場合、子供が医者の仕事を明確にイメージすることは難しいでしょう。やはり親が子供が医者になりたいと思うように誘導しているという面があるのでしょう。

「医者は社会的な意義がある仕事だし、食いっぱぐれがないよ」と言った具合に。社会的に意義のある仕事であることは間違いありませんが、子供が、単に親に言われたとおりの夢を持っているだけなのかもしれません。

「薬剤師」「会社員」「公務員」がなりたい職業の上位にくる場合もあります。小学生の想像力で、その仕事に魅力的を感じているとすればとても不思議な話です。やはり親がそう言っている影響が大きいのではないでしょうか。

「野球選手」「サッカー選手」になりたいと言った場合でも、それは親が好きなスポーツとか子供にやらせたい職業であったり、親にそう言えば喜ぶからといったこともあるでしょう。

子供がなりたい職業というより、親がなってほしい職業を子供が自分がなりたい職業だと思い込んでいるだけかもしれません。
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●夢はアバウトに、とにかくたくさん考えてみよう

1つや2つに絞った夢が子供の本当の夢なのかは大変疑わしいわけです。また子供本人も、それが本当に自分の夢なのかわからない場合もあるでしょう。

親や大人が誘導して1つや2つの夢を子供に書かせたり、言わせたりするのは意味がないというより、やらない方がよさそうです。

子供自身が、好きなことや興味のあることで、大雑把にたくさん夢を描いた方がよいと思います。たくん描いた方が、親や大人が不要な介入をしにくくなります。

先日、小4の息子に夢を聞いてみたら、20個ぐらいあると言っていました。もっと多くてもよいぐらいです。多ければ多いほど大人になった時の興味の範囲やワクワクする範囲が広がるからです。

子供がたくさんの夢を描けるように、興味の種をさくたんまいてあげるのが親や大人の役割。
そして、子供がたくさんの夢を考えるようなサポートしてあげる事が大切なのです。

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