尼崎市、民間のウェブ教材導入。愛知県も続く

兵庫県尼崎市は同市立中学校と高校に通う
約1万1460人を対象に、自宅での学習に役立ててもらうおうと、
パソコンやスマートフォンなどで映像授業を受けられる
民間サーピス「スタディサプリ」を導入したとのことです。
それに関するブログの記事を先日投稿いたしました。

記事はこちら


ご存知の方も多いと思いますが、「スタディサブリ」とは
リクルートマーケティグパートナーズが扱っている、ウェブ上の教材。
学校の授業形式で、上手な先生が教えてくれるというものだ。
休校期間中、私の家でも利用させていただいいます。
学校で利用する場合は、生徒の学習状況や理解度を教員が把握することもできるそうだ。
教材としては、あくまでも補助教材という位置づけだ。

続いて愛知県の県立高校でも導入されるということです。

全県立高で「スタディサプリ」導入 6月、遅れ取り戻す狙い(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2020051290085931.html

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なぜパンドラの箱を開けたと言えるのか。その理由

1. 民間で定評のあるウェブ教材を自治体単位で導入することで自治体間の学力差が発生する。

学力格差が発生するので導入しないほうがよいということではない。
すぐに活用できる教材はどんどん活用したほうがよいわけです。
ところが、学校も再開できず、民間で定評のあるウェブ教材を導入しない自治体と
導入した自治体との間に学力差が発生しても不思議はないでしょう。

2. 生徒から見て、学校の授業や先生がウェブ教材の授業との相対評価の対象になる

ウェブ教材の方が学校の授業よりわかりやすいとか、
やっぱり学校の先生の授業の方がわりやすいとか。


これまでも、塾の方がわかりやすいとか。相対評価の対象はあったと思いますが
より広範囲にわたって学校の授業が相対評価の対象になる。

私の息子は、スタディサプリもいいけど、
学校の先生の方がいろいろギャグを言うので面白い。と言っている。
このようにウェブで表現しきれない、
実際の授業で生徒を引き付けることのできる先生は
リアルな魅力が再度見直されるということもあるでしょう。

3. 非公式教材が主教材の代わりとして機能するかも。

スタディサブリ等の民間のウェブ教材は、あくまでも補助教材という位置づけだ。
あくまでも非公式教材という扱いだ。
非公式といっても、民間で定評があるわけだから、学習効果は期待できるわけだ。
特に休校で学校で授業をしていない間は、
主教材に近い位置づけになっても不思議はない


主教材の教科書は厳密な検定制度を経ているわけで、
国家や文部科学省がそういった教材に
対しての影響力を維持して、管理下に置いているわけだ。

一語一句、厳密に主教材を検定している制度の中で
何の検定もしていない民間のウェブ教材
が主教材のように機能してしまうのは、管理する権限がある側にとっては実は由々しき問題なのだろう。

本来であれば、ウェブ用の教材もきっちり検定して管理下に置いておきたいだろう。

教科書等の教材の内容を管理している側にとっては、その権限の枠外で作られた教材は
本来認めたくないのでしょう。
しかし今回は緊急事態だし、補助教材だから。
しぶしぶ黙認するということかもしれません。

民間のウェブ教材がよいと多くの人が認知するようなことになれば
今後、学校で使う教材の多様化が進むかもしれません。

こんな理由で、パンドラの箱を開けたと表現したわけです。
自治体の首長さんは、なんとか子供の学習を止めないようにと懸命に取り組んでいらっしゃると思います。
そのため当事者にパンドラの箱を開けた意識は無いと思うのです。

普段では、あえてやろうとしないことやっている。そのため
結果的にパンドラの箱を開けたことになっているかもしれませんね。


パンドラの箱の底には「希望」が残っています。
今回の新しい取り組みが、未来への「希望」につながるといいですね。

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