●「核をもつ反日国の統一国家」設立の可能性という視点

苫米地博士が、MXテレビ「バラ色ダンディ」の2019年7月の放送で、最近の日韓関係について、そしてもう少し大きな視点で見た日韓関係についてお話しされていました。

その中で、「核をもつ反日国の統一国」設立の可能性について言及されていました。
詳しい内容については、そちらをご覧いただきたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=VKfpK8PGEp8

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韓国人口5100万人 北朝鮮人口2500万人 が統一された場合計7600万人で相当な人口の規模(比較ドイツ8300万人)があり、核兵器を保有し、しかも反日的になる可能性もある国が朝鮮半島に出現するかもいうわけです。

ここ1~2年で、北朝鮮と米国、韓国の首脳が頻繁に面会している姿がメディアに流れていますが日本人は朝鮮半島に統一国家出現の可能性と言われてもあまりピーンとこないかもしれません。

でも、よく考えてみると30年も前に、実際ベルリンの壁が壊れて、東西ドイツが統一されているわけですし、ソ連も崩壊しているわけですから、朝鮮半島に統一国家が出現しても世界的、歴史的には何の不思議もありません。

むしろソ連の崩壊や東西冷戦の終結に比べたら、世界の中ではローカルなできごとと言ってもよいかもしれません。(よく考えてみると、40歳以下の世代の方にとっては、ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊もリアルタイムで体験していないのでピーンとこないかもしれませんね。)

北朝鮮についての安全保障上のニュースは、テレビ、メディアで流れますし、政治家が発言することは耳にしますが、朝鮮半島が統一された場合にどうなるのか。また日本にとってはどのような影響があるのかについてはの情報は、ほとんど目にしません。

もちろん日本国内でそれを予測したりシミュレーションしている人たちもいるでしょうがあまり表立っての発言が取り上げられるケースは少ないようです。

そういったこともあって、多くの日本人にとって「(朝鮮半島での)核を持つ反日統一国」設立の可能性というのは、あまりピーンとこないかもしれません。

●世界三大投資家ジム・ロジャース氏

世界三大投資家と言われている「ジム・ロジャース氏」は、日本でも人気がある方です。卓越した投資家であるのと同時にバイクで1回、自動車で1回の合計2回も地球をぐるりと一周回った冒険投資家でもあります。

飛行機で世界を回る投資家はいるかもしれませんが、自分でバイクと自動車を運転して世界中を回って、旅行すると同時にその国々の実情や状況を現場で確認するという途方もないことをした方です。

1980年後半、中国が急激な経済発展をするとは誰も予測していなかった時代に中国の経済発展を予測していたことでも有名な方です。

世界の情報を持っているのと同時に自分の足で世界を回っていたのでそのような予測ができたのでしょう。
また、予測を言うだけでなく、お子さんたちに中国語を教えたいという理由でアメリカの住居を引き払ってシンガポールに移住したという方でもあります。

私は、ジム・ロジャース氏の世界旅行の本は面白いのでファンとして読んでいます。またジム・ロジャース氏の発言は自分に無い視点を得ることができます。著書も読みますが日本語での情報はわずかなので、日々の発言を集めた英語のブログやユーチューブの動画配信もよく見ていました。

●ジム・ロジャース氏はバッドシナリオが無ければ朝鮮半島は統一されるとみているらしい

ジム・ロジャース氏が何年か前から、朝鮮半島について次のような発言をするようになりました。

・朝鮮半島が統一される。
・朝鮮半島が統一されると日本のとなりに強力な日本のライバルになる国が登場する。
・北朝鮮に何とか投資できるよういろいろ考えている


ジム・ロジャース氏自身、北朝鮮に実際何度か訪問した後にこのような発言をしています。どのような意図で発言しているかは分かりませんが世界的な様々な情報源やネットワークの中から得られた情報も踏まえ考えた上で発言されているわけですから、そう思う何らかの根拠があったのでしょう。

日本では、日本上空を通過した飛翔物は話題になっても、朝鮮半島統一の可能性は話題にすらあがっていませんでしたので、突然すごいことを言い出したなーと思っていました。

ジム・ロジャース氏の最近の著書「お金の流れで読む日本と世界の未来」ではさらに踏み込んだ次のような発言が見られます。

・朝鮮半島が迎える劇的な変化  
南北の統一が進めば、韓国経済が抱える問題はすべて解決する。
・この地は、これから激動の時代を迎えるだろう。韓国と北朝鮮が統一されるからだ。


さらに
「私はいま娘たちに標準中国語の教育を受けさせるためにシンガポールに住んでいるが、そうでなければ北朝鮮に引っ越すかもしれない。それほど北朝鮮、そして韓国は変革の時期を迎えている」とまで述べている。

このように、ジム・ロジャース氏にとっては、南北の統一はバットシナリオがなければ近未来に起こる確実性の高いできごとのようです。もちろんそうなるかはわかりません。



●近隣の国に住んでいるので「朝鮮半島統一国設立」の可能性は知っておいたほうがよさそう。

日本にいて、日本のメディアに接していると苫米地博士の「(朝鮮半島で)核を持つ反日の統一国の設立」の可能性という話は荒唐無稽な話と思われるかもしれませんが、そんなことは無いようです。色々な可能性があるので、実際どうなるかはわかりませんが。

実際、世界3大投資家の一人は、それがもうすぐ起こる事として実際動いているわけです。

もちろんジム・ロジャース氏も世界の最先端の情報ネットワークの中にいるのでしょうから思いつきで言っているわけではないのでしょう。

私自身、朝鮮半島情報の専門家ではありませんし、朝鮮半島統一国がいいの悪いの発言するつもりはありません。日本も含めて近隣の国の住民は仲良くすればよいと思います。その上で

メディアではあまり話題に出ませんが、近隣の国に住んでいるわけですから、「朝鮮半島の統一国の設立」の可能性があることが考えられている。これは視点として全く知らないよりは、知っておいた方がよいのではないかと思います。

実際、ソ連の崩壊も東西ドイツの統合も起こっているわけですから。

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