●知っているようで知らないお金がどうやって生まれるか
(ここで言うお金とは、通貨のことです)

「お金がどうやって生まれるか」知ってますか

私は高校までの学校の授業で習った覚えがありません。「1円を無駄にするな」とか「お金を粗末に扱うとバチがあたる」とか格言のようなことは、子供の頃聞いたかもしれませんが、親にも先生にも、お金がどうやって生まれるかは教えてもらった覚えがありません。

高校の社会科で、「信用創造」ということは、習っているはずなのですがお金がどうやって世の中に生まれるのかを「なるほど」と理解できた覚えはありません。多くの方はそうでしょう。

中央銀行というものが各国にあって、通貨を発行している。日本の場合は、日本銀行が日本銀行券を発行している。お札(紙幣)になっているお金は、日本銀行が印刷していることは知っている。

でもほとんどのお金は、お札になっていません。銀行の金庫には、お札は、ほとんど置いてありません。ではお札になっていないお金はどうやって生まれているのか、説明してほしいと言われたら、説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。

小学生にはお札になっていないお金があるといってもなかなか理解しにくいでしょう。お金は紙幣か、コインのような目に見えるものだと思っていますから。大人でも日本で使用されているお金はすべて紙幣として印刷されているものだと思っている人もいるかもしれません。

貝殻や金貨、銀貨、銅銭とか古くからお金として使われていたものは、目に見える実体のあるものですから現代のお金も実体のあるものとしてお札になっていると思っていても不思議ではありません。

でも、実際はお札になっているのは、お金の一部でしかありません。お金のほとんどはお札になっていないわけです。たんなる数字です。

では、お金はどうやって生まれているのでしょうか。実はとっても単純な話しなのですが、この話しになると専門家が色々とテクニカルな複雑な話しをするので、たいていの人はその時点で理解することをギブアップしてしまうのではないでしょうか。

現代のお金が生まれる単純な話しは、普通に暮らしているとなぜか誰も教えてくれないのです。

学校でも教えてくれません。テレビやテレビのコメンテーターも教えてくれません。新聞にもわかりやすくは書かれていません。与党や野党の政治家からもこの説明を聞いた覚えはありません。エコノミストや銀行などの金融関係者も教えてくれません

エコノミストや金融関係者は、そんなの知っていて当たり前と思って言わないのか、事実の認識が異なるのか、意図的に言わないのかはわかりません。わざと難しく話しているわけではないのでしょうが、

テクニカルな複雑な話を聞けば聞くほど、かえってお金が生まれる単純な仕組みの理解から遠ざかっていくようにも思えます。


一部のエコノミストはそれとなくとか遠回しに本に書いて教えてくれています。日本の中でもごく一部の方が、わかりやすく書いてくれています。でも、テレビとか多くの人が触れるメディアでは説明されないようです。

697109


●苫米地博士がテレビ番組でお金が生まれる仕組みを説明されていた

苫米地英人博士が、7月1日(月)のTOKYO MVTV 「バラいろダンディ」でFacebook通貨「Libra」(リブラ)の解説をされていたのですが、

その中で、苫米地博士は、イングランド銀行の2014年の論文「Money creation in the modern economy 」を引用する形で、現在のお金が生まれる仕組みを説明されたのです。イングランド銀行は世界最初の中央銀行です。

苫米地博士の著書の中では、現代のお金が生まれる仕組みは何度も説明されていますが、テレビ番組で話されたということがとても衝撃的なできごとだったのです。

●お金が生まれる身近な例を私の意訳を含めて説明するとこういう事です。

①たとえばAさんが商売をして得た100万円を銀行に貯金します。
すると銀行通帳に100万円が印字されます。この時は、単にAさんの手元にあった100万円が銀行の自分の口座に入っただけでお金の増減はありません。 これはすんなり理解できるでしょう。

②Aさんが民間銀行から住宅を買うために3000万円を借りたとします。
そうするとAさんの銀行口座に3000万が印字されます。とても不思議なことなのですが、これで紙幣が印刷されるわけではなく通帳に印字されるだけで、新たに3000万円というお金が生み出されたのです。この3000万円は、不動産会社に支払われて、お金として流通していきます。すんなり理解しにくいのはこちらの方です。

現在の民間銀行は、XさんYさんZさん.......から預金で預かった合計3000万円を住宅ローンとしてAさんに貸したわけではありません。

XさんYさんZさんの預金が無くても、Aさんの銀行口座に3000万の金額を印字するだけで3000万円が創造されるわけです。とても単純化して言うと何もないところから、3000万円を生み出したのです。

民間銀行は、Aさんだけでなく、BさんCさん.....。A企業、B企業........。といろいろなところに、お金を貸して、通帳に金額を記入することで次々にお金を生み出すことができるのです。

このように理論上、銀行は何もないところから無限に貸し出しをすることができる。つまり無限にお金を作り出すことができるわけです。

もちろん、一定の制約はあります。顧客返済能力(返せない人に貸せない),銀行間競争(あまりに放漫な経営をすると他社に食われる),当局の規制(BIS規制と、準備預金制度という貸し出し枠に関する一定の規制)

(一定の制約がありますが、)何もないところから、借り手の通帳に金額を記入しただけで、民間銀行が無限に貸し出しをしてお金を作り出すことができるということはどんなメリットがあるのでしょうか。

(細かい点を置いておいて単純化して言うと)、たとえば住宅を買うために5000万円を元利均等返済の固定金利で返済期間30年で借りた場合返済総額は約7500万円になるとします。

銀行は金利収入だけで2500万円になります。もちろんいくらかの経費はかかりますが、なにもないところから単に貸し付けをしてお金を生み出すことにより、民間銀行は2500万円もの金利収入を得ているわけです。(一定の準備金は必要です)

とても単純化して言うと、なにもないところから、お金を作って貸せば貸すほど民間銀行は金利収入が増えるわけです。

町の一等地に銀行がビルが建っている理由がおおよそ想像がつくでしょう。日本に限らず、世界の大都市の中心部には必ず銀行のビルがたくさん建っています。

このお金が生まれる仕組みは、とても単純な話ですが、だれが通貨を生み出すかという現代社会の社会経済システムの中核をなす重要事項の一つなので、実は知っている人にとっては当たり前のことなのです。

ということは、
知っている人と知らない人で圧倒的な情報の差があります。ぜひ誰もが知っておいた方がよいことだと思います。

このお金の仕組みを知らないことで、現実に苦しんでいる人もいるのではないかと思います。この仕組みを知ることになって、全く違う視点から状況を見られるということがあるように思えます。

なぜ知らない人が多いかと言うと、多くの人が目にするメディアや学校でわかりやすく説明されていないことが大きいのではないでしょうか。
そもそも学校の先生方も教わっていないので、理解している方は少数だと思われますし。また、政治の世界でも、この通貨発行の仕組み自体が議論されて、報道されることが無いせいもあるでしょう。

私も、苫米地博士やそのほかの著者の方々の本をたくさん読んで理解するのに何年もかかったことなのです。地球が平らだと信じていたので、地球が丸いと聞いても、すぐには理解できないような話でした。

苫米地博士がテレビの番組で、お金の生まれる仕組みを説明されたので私にとってはかなり衝撃的なできごとだったのです。

重要なことをさらりとおっしゃっていたので、超重要なことに気が付かないかもしれませんが、せっかくテレビという多くの方が目にするメディアで説明されていたので、
多くの方が知っておいたほうがよいことだと思います。

●FaceBook 「リブラ」と世界の動きも話されていました。

番組の中で、現在の通貨発行の仕組みと、FaceBookの通貨「リブラ」の登場とそれに追随するGAFA,世界のトップ銀行とそれをめぐる通貨システムの未来といった話を苫米地博士はされていました。

カーネギーメロン大学の博士である苫米地博士は、仮想通貨の仕組みの根幹であるコンピューターサイエンスのトップの世界の住人のようですので、このような話をテレビでされるということは、通貨の世界で大きな地殻変動が起こっているということなのかもしれません。

この流れは、ビジネスをされている方は全く関係がないということは無いと思いますので、知っておいたほうがよいことだと思います。

「苫米地博士」のお名前、「バラいろダンディ」「Facebook通貨「Libra」(リブラ)」等のキーワードでYOUTUBE検索すれば、なにかその番組が検索されるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=5PIumuttzpg

テレビは見ない方がよいですが、この回は必見です。ビジネスをされている方には超重要な情報だと思います。できれば何回か繰り返し見たほうがよいと思います。

テレビで話されていた内容の多くは、これらの本に詳しく書かれています。これらの本を読んでおくとさらに理解がしやすいと思います。

お金が生まれる話はすこしずつ子供にもしてあげたいのですが、このような大きな変化が起こっているのでもしかしたら息子が大人になるころには通貨について世界の様相が大きく変化しているかもしれませんね。



君は1万円札を破れるか?
苫米地英人
コグニティブリサーチラボ株式会社
2015-08-06






twitterも見てねhttps://twitter.com/kubo8tooru

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ
にほんブログ村
子育て情報ランキング