図書館は子供のワンダーランド
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苫米地博士は、小学校時代を振り返って、このように述べられています。
とにかく読書好きで、自宅にいると一日中本を読んでいたそうです。読書好きになった理由として思い当たるのは、博士のお父様がとにかく本が好きな方で、書斎には、さまざまなジャンルの本が棚いっぱいにおいてあったということです。

自然とお父様の書斎に潜り込み、日本や世界の歴史の本や百科事典を読み漁るようになり、小学校の頃にはほとんど暗記するまでになっていたそうです。

私の家にも、2000~3000冊ぐらいの本が置いてありますが、図書館においてある本には、全くかないません。数もそうですが、さまざまなジャンルの本が図書館にはあります。

息子が、1歳ぐらいまでは、おもしろそうな絵本や図鑑を買ってきて見せたり、読み聞かせをしていました。といっても、読み聞かせは、ほとんど妻がしていました。

2歳ぐらいから、本を買うだけでは、足りなくなってきたので、図書館に行って本を借りてくるようになりました。親子3人分の図書館のカードを作ると、一回で20冊ぐらいの本を借りることができるのです。

そのうえで、よさそうな本は実際に買うようにしました。月に1回~2回図書館に行っては、息子用に15冊ぐらいの本を借りてきました。計算してみると、年に200冊ぐらい借りているので、累計すると1000冊以上になります。借りてきても、結局見ない本もありますが、8歳までに相当な数の本に息子は、触れているわけです。

息子は、図鑑は自分で見ていましたが、絵本や物語や漫画の文字を自分で読むようになったのは、最近です。それまで、自分で文字を読むのは、あまり得意としていなかったのです。

ですので、息子が本をよむのは、もっぱら妻の読み聞かせでした。

毎日、寝る前に、布団の上で、おかあちゃんのひざの上や、おかあちゃんの横に、ちょこんと座って息子は読み聞かせをしてもらっていました。とてもかわいいです。

息子は、今でも、毎日おかあちゃんに読み聞かせをしてもらって寝るのが習慣になっていて、毎日楽しみにしています。

小学校3年生の現在でも、本や図鑑は好きみたいです。

読み聞かせをしないと、息子が寝ない。ということもあるらしいのですが、何年も、毎晩 読み聞かせを続けている妻は、ほんとうにすごい人だと思います。

苫米地博士が説く「子どもの読書」について

大人の読書については、苫米地英人博士は、
「ほんとうに頭のよくなる 速読脳のつくり方」 (PHP文庫) で述べられています。
こちらも、面白いので、ぜひ読んでいただけたらよいと思います。




子どもの読書については、
「頭のよい子の親がしている28の習慣」(だいわ文庫)の中に詳しく述べられています。詳しくは、この本を読んでいただきたいのですが、



子供の読書については、このようなことを述べられています。

(引用開始)
「子供には、自分の興味から学習するという一連のモチベーションを大切にさせます。このモチベーションを作るきっかけが、読書となります。」

「子供が本を読むのは、「いやいや」(have to)でなく、「ウォントゥ」(want to)でなくてはなりません。好きで読んでいるということが大切。」

「また、大人が子供に読ませたい本を選んでしまうのではなく、子供が読みたい本興味がある本を、かたっぱしから読ませてあげることが大切。

できれば、本は買って家においておいた方が、ヘタな塾に通わせるよりよほど安上がり。」
(引用終了)

今読み返してみても、本当によいことが書いてあるなーと感心します。

我が家の図書館 活用法

息子2歳ぐらいの時から 図書館から本を借りてきました。その当時は、子供が喜びそうな 絵本を親が選んで 借りていました。この頃は、妻が本を選んでくることがほとんどでした。

3歳4歳ぐらいの頃から、私と息子が図書館にいっしょに行って本を借りてくることが増えました。
借りる本は、この頃は、絵本中心です。借りる本の半分ぐらいは、息子が借りたい本を借りていました。

「恐竜関係の絵本」シリーズとかシリーズになっているものは、1冊読むと同じシリーズを読みたいらしく、同じシリーズの棚に行って息子が本を選んでいました。

息子が本を選んでいるのと同時に、私は、絵本の棚のいろんなところから、ピックアップして借りていました。私がピックアップする本で、息子が気に入ったものは次回図書館にきたときに、そのシリーズの本を息子が探すこともありました。

ですので、息子が気が付かない 新しい面白い本を探すという意味では私が本を選んであげるのも意味があったようです。

この頃は、子供は図書館に行くだけでは、めんどうくさがることもありましたが、図書館の近くに、大きな公園があったので、公園に遊びにいく、ついでに寄っていました。
今思い出しても、息子といっしょに 公園に行ったり、図書館に行ったりしたのは楽しかった思い出です。

そこそこ大きい本屋であれば、一般的な書店より絵本の種類は充実しています。お金を気にせず、たくさんの絵本を借りられるというのは、とてもありがたいことです。しかも、私が利用している図書館は、書店にはないような分野の絵本も充実していたので、とても助かりました。

5歳ぐらいになると、徐々に、絵本のコーナーから、図鑑、自然、生物、化学、歴史、人物といった子供向けの本のコーナーを利用することが増えてきました。これらが、図書館の一角にまとまっていました。

子供が自分で興味のあること。たとえば「化石」であれば化石の本はいっしょに探してあげる。そのほか 借りるうちの半分ぐらいは、私がいろんな分野からピックアップして、子供に見せて興味があれば借りるようにしました。

やはり、新しいことは、子供は、もともと知らない分野が大半なので、子供の反応を確かめながら親が紹介してあげるのもある程度は必要なようです。

もちろん、親の興味を強制することなく、子供の反応を見ながら本を選んでいくことが重要です。といっても、子供は、興味がなければ見ませんので、ことさら難しいわけではありません。

最近は、子供向けの本も かなり充実していて、大人でも勉強になることがたくさん書いてあります。
息子がとても興味をもったことたとえば、「貝」「サメ」「化石と発掘」「海の生き物」「ヘビ」「甲冑」とかは、子供向けのものでは、飽き足らず もっといろんな図鑑が見たくなるとすぐに、大人向けの本のコーナーでも 借りることができました。

そうしている間に、息子の興味の範囲がどんどん広がっていきました。それと同時に、ある分野では子供としては、相当に深い知識になっていることも出てきました。

ちなみに、息子がとても興味をもって、その分野の本や図鑑をたくさん見て、子供としては、かなりの知識を持っているものは、こんなところです。

「野菜,果物」「きのこ」「鉱物」「どんぐりの仲間」「サメ」「くじら、シャチ」

「深海生物」「貝」「ワニ」「ヘビ」「危険生物」「カブトムシ」「化石と発掘」

「恐竜」「恐竜以前の古代生物」「地球の誕生からの歴史」「甲冑」「忍者」

「伊達政宗とその家臣と歴史」「戦国武将」「魚全般」「海の生き物全般」

「まぐろ」「ロブスターとその仲間」「ザリガニ」「人体の仕組み」「遺伝」

「日本と世界の偉人伝」「古代エジブト」「ピラミット」「世界の古代遺跡とその物語」

「人類の歴史」「パワーショベルなどの大きな機械」など....................

という感じで、どうしてこんなとりとめもない、いろんなことに興味をもったのか
とても不思議な感じです。


なんでこんなにいろんなことに興味があって、いろんなことを知っているのか、自分の子供時代と比較しても意味はありませんが、同じくらいの年の時の自分自身の記憶から考えると、想像できません。

ちなみに、私は小学校2年生の頃は、太陽が地球のあまりを回っていると思っていたぐらいです。地球が丸いということは知っていたようだが、なぜ平らに見えるのに、丸いのかは理解できなかったと覚えています。

とくに、親が興味の方向を誘導したということはなかったので、子供の興味がおもむくままに、図書館で本を借りたり、本を買ったりしているうちに、子供の知識がアメーバー式に広がっていったという感じです。興味があることは、どんどん知りたくなるらしい。

何か月か前には、「古代エジブト」「ピラミット」にはまっていました。そのため、図書館にいったとき、つぎつぎに借りてきて、なんだかんだ20冊ぐらい見ていました。
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        (息子が粘土で作った、ピラミットコンプレックス)

そのぐらい本を見ると、子供としてかなりの知識量になり、頭の中にその知識の塊ができたようです。

「ラムセス2世がどうしたこうした」とか言ってくるのですが、私はそもそもその人知らないし、なんのことかわかりません。いつの間にか大人が知らないような知識を知っているようになってました。(ラムセス2世は、古代エジブトのファラオらしい)

なんだか、いろんなことに興味があって、よく知っているので、その都度「すごいねー」と息子に言います。とくに、おだてているわけではなく、本当に「すごいねー」と思っているからです。

図書館に行くと、夢中になって本を見ている息子の姿を見るととてもかわいいし、なぜかうれしくなります。

息子の図書館活用を通じて実感した点のまとめ

①子供の興味を広げたり、深めたりするのに、読書や図鑑をみることは、有効なようだ。

②家庭に、本がたくさんあるのが理想的だが、図書館は有効に活用したほうがよい。

③子供がどの本を読むかは、子供の興味にまかせる。興味にまかせて、どんどん興味を伸ばし、親がそれを止めないほうがよい。

④子供の興味を広げる、新しい興味の対象を見つけるために、子供の反応を見ながら、新しい分野の本を子供に紹介するのはあり。ただし、読む分野を子供に強制しないほうがよいようだ。

⑤子供用の図鑑で足りない場合は、一般コーナーの図鑑も利用すると、さらに興味が広がります。

⑥親も読書したほうがよい。私が、読書している姿を見て、大人になっても読書をするのはあたりまえと息子は思っているみたい。

⑦寝る前の「読み聞かせ」が毎日の楽しい時間として習慣になるのが理想的。

⑧本を読んだり、図鑑で見たのと同じ分野の現物を見たり、リアルな体験をするのが、興味を深めるのに効果があるようだ。

「化石と発掘」に興味があったときは、図鑑を見るのといっしょに、博物館に化石を見に行ったり、実際 山に化石を掘りに行きました。

「ヘビ」に興味があるときは、本と同時に動物園に見に行ったりしていました。リアルな体験は本と同時になるべくしたらよいようです。

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