息子の誕生と苫米地博士の幼児教育、子育て本」との出会い

2010年に息子が誕生しました。それまで、子育てに興味はなかったのですが、子供が生まれることがわかったら、急に本屋には「育児や子育て」の本がたくさんならんでいることに気が付きました。

子育ての本の中には、子供の才能開花には幼児教育や早期教育が大切だと述べている本がたくさんありました。息子に将来どうなってほしいとか、意識していたわけではないのですが、それらの本を読んで
日々の育児の中で、幼い頃にやったほうがよいと言われていることは なるべくやってあげようと思い
実践していました。

それらの本は、教育者や研究者の知見が入っていたので、どれも、役だったことが多かったと思います。

そうして子育てをしている間に、ちょうど 2011年息子0歳の時に苫米地英人博士の「脳の力を無限に引き出す幼児教育」という本が出版され、私も手にすることになりました。


0歳から5歳の幼児教育
苫米地英人
コグニティブリサーチラボ株式会社
2015-08-30


苫米地英人博士は、2019年現在の最新の著書の著者紹介欄には、認知科学者。計算機科学者。1993年カーネギーメロン大学博士。同CyLab兼任フェロー 等々として ご活躍されていますが(そのほかにも、経歴や現在ご活動されていることがたくさん 記載されていますので、詳しくは著書をご覧ください)


ちょうど2011年前後に、苫米地博士は、次々に 「子育て」に関する本を出版されています。息子が誕生したのが、2010年なので、ちょうどよいタイミングで本を書店で見つけることができたわけです。

「脳の力を無限に引き出す幼児教育」は、苫米地博士の科学者として知見と開発と普及に関わられている「コーチング」の知見そして、著書の中で触れられていますが、ご自分のお子様の子育て真っただ中で その実践や経験もまじえて、書かれているのでとても実感のこもったわかりやすい本でした。

特に妻に薦めた覚えはありませんが、家に置いておいたらいつの間にか妻も読んだそうです。私も妻もときどき読み返して活用実践する本になりました。
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「脳の力を無限に引き出す幼児教育」というすごい本


脳の力を無限に引き出す幼児教育」という本ですが、表紙を見ると「0~5歳で決まる」と書いてありますので、早期教育や英才教育に関する本のように見えます。

それはあくまでも、出版社の方が多くの方に興味を持っていただけるような、言葉を使ったのだと思います。もちろん、脳の機能ごとに「クリティカルエイジ」と呼ばれる脳が最も効率よく学習する期間があり、その時期に、たとえば言語は圧倒的なスピードで習得されていく、といったことにも具体的にふれられていますが、

実は、

「将来子どもが なりたい自分に なるために」親として何を心がけ、何をすべきか という「親の真の役割」について

そのために どうしたらよいか


について述べられている本だったのです。

その内容が とてもシンプルですぐに活用できる、のが この本のすごいところです。しかも、コーチングのノウハウも取り入れているので、内容に太い芯がしっかり通っています

1. 「親としてどうあるべきか」ということ

「子どもを変えたければ、まずは親自身が変わらなければならない。」

「子どもが成長することはもちろん、親も成長しなければなりません。親が成長することで、よりより子育てができるようになり、子供も自由にのびのびと育つことができる。親が成長して、真の幸せを得ることが、結局子供の幸せにつながるのです。」と述べられています。

2 「親としてどう子供に接したらよいか」ということ

「子どものコンフォートゾーンになるような」子供への接し方について述べられています。

(コンフォートゾーンとは、居心地のよい場所、空間。緊張や不安を感じることなく自然に行動できる範囲といった意味)

この本を読むことによって私の子育ての方向性や親としてのありかたに軸ができたので自信をもって取り組めるようになりました

この本に出合っていなかったら、子育ての考え方や親としてのありようもずいぶん違ったものになっていたのではないかと思います。

妻もこの本を読んでいたので、夫婦で考え方をおおむね共有できたのもよかったと思います。

自分の子どもには、「幸せな人生を歩ませてあげたい」「才能を開花させてあげたい」そのために、親としてできることはなるべくしてあげたい と考えることは、親として共通する自然な思いだと思います。

そのような親の思いに応えるように、世の中には「育児」や「幼児教育」に関する情報があふれていますが、どうしたらよいかとても判断に迷いますし、情報にも振り回されてしまいます。

たとえば
「子どもの競争意識」について "競争意識をもたせた方がよい" と "もたせないほうがよい"

「子どものしつけに」について "重要か" "重要でないか"

「子どもを怒ったり、叱ったりすること」 "すべき"  "すべきでない"

これだけでも 正反対の主張がされています。

「英語学習でも」 "小さいころからやった方がよい" "日本語をしっかり学んだあとの方がよい"
と大きく意見がわかれています。

社会や価値観の変化が激しい時代、また子育てや教育に関する考え方についてもいろんな研究や実践がなられています。その結果、情報があふれ、なかなか自信をもってどうしたらよいか判断しにくいため、どうしても、新しい情報を追い求めてしまいます。

また、いろんな情報を取ったり、いろんな本を読んでいる間に 子供はどんどん成長していきます。だから、やはり考えの軸になるものがあることは大切だと思います。

この本は、「親としてどうあるべきか」「親として子どもにどう接したらよいか」というテーマでシンプルにわかりやすく、書かれていますので、すぐにでも活用できます。 

コーチングのノウハウが組み込まれ、内容に芯がしっかり通っているので私も妻も、子育ての軸として活用した本となりました。私のなかでは、名著中の名著です。

続きはこちらの記事でどうぞ
苫米地博士の子育て本3部作
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