昭和の高校野球では、練習中に水は飲まない方がよいという風潮があった

私の高校生の頃。もう30年以上前ですが、部活動は高校野球をやっていた。 

私の通っていた高校は、制服もなかったし、校則も無いような学校でした。
そのためか部活動の練習の時間中、水を飲んではいけないという規則はなかった。
特に禁止されていたわけでは無かったのですが、
少なくとも、熱中症を予防したり、運動のパフォーマンスを維持するために、
こまめに水分を補給するように推奨されてはいませんでした。

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練習中にどうしてものどが渇くと、水を飲むこともありましたが、堂々と飲むと
いう感じてもなく、ちょっとうしろめたい感じで飲んでいた覚えがあります。

自分自身は、水を飲まないほうがパフォーマンスが上がるとは思っていませんでした。
練習中は水を飲まなくても、練習が終わってから大量に水を飲むので
かえって食欲がなくなったりして逆効果の事もありました。
運動中にこまめに水分補給したほうがよいのだろうなとその当時思っていました。

私の同世代のプロ野球選手が高校野球をやっていた当時の思い出話しに
練習中に水が飲めなくてつらかったとか、
いかに隠れて水を飲むか工夫したといった話が出てくることがあります。

その当時、高校野球をやっていた方は、練習中に水を飲めない、飲みにくいというと
そうだったとかなり共感するのではないでしょうか。

学校によって、指導者や先輩、OBなどに強制されているケースもあったでしょう。
強制が無かったケースもあるでしょうが、
その当時は、高校野球とか部活動の練習で「水は飲んではいけない」とか
「水を飲まない方がすごい」という風潮が広くあったと思います。

でも、その当時でも、暑い所で運動する際は、こまめに水分補給する必要があると
科学的医学的には分かっていたはずです。

科学的医学的にわかっていたはずなのですが、なぜか高校野球の部活動では
無視されていることが多かったのでないかと思います。

たとえば、
水を飲まないという苦労をのりこえられるほどの精神力を鍛えた方が
本番でパフォーマンスを発揮できる。とか

「水を飲むとばてる」 (本当は水分を補給しないほうがばてる)

といった、根拠がよくわからないことを、多くの人たちが信じていたようです。

その後水分補給についての常識が一変した

現在では、暑い所で運動するときは、水分補給をこまめにしたほうがよいということは
かなり一般的に知られています。


最近の高校野球の練習の際に、水を飲んではいけないと言っている学校がどの程度
あるか正確には把握していませんが、少ないのではないでしょうか。
残っていたらシーラカンスのような驚くべき存在。

プロのスポーツの世界でのパフォーマンスを高める方法が知られるようになったこと。
スポーツドリンクのメーカーが、販促のために、こまめに水分補給することの重要性を
テレビCM等を通じて宣伝、啓蒙したこと。
手軽に持ち運べるペットボトムが普及したことも
水分補給の大切さが社会に浸透していくのに一役かったのだろうと思います。

今では、暑い所でスポーツする時に、こまめに水分補給したほうがよいというのは
常識といってもよいと思います。

30年前の昭和の高校野球の部活動で「水を飲んではいけない」という常識は
いったいなんだったんだろう。今考えてみると「バカみたい!」とも思えます。

「なんだったのあの常識は」ということは他にもいろいろある。

これ以外にも、30年ぐらい前の昭和では、一般的によいと思われていたり、親の世代では
常識と思われていたことで、「なんだったのその常識は」ということは色々あります。

今では完全に否定されていない場合でも、賛否両論が
あったり、あまり根拠がわからず一般的でなくなっているものもあります。

たとえば「乾布摩擦」 (かんぷうまさつ)
タオルや手ぬぐいを使って、肌を擦る。そうすることで、肌が強くなったりして
健康増進になるというもの。
私の小学生の頃はかなり知られていたと思います。
現在でも、賛否の両方があるようですが、肌を痛めてしまい健康増進にならないという
説も強く、かつてのように一般的に行われているとはいえないでしょう。
今の子供たちは大半が存在を知らないと思います。

「4当5落」(よんとうごらく)
志望校に合格するには、4時間睡眠だと合格できて。5時間だと不合格。
という言葉で、寝る時間を削って勉強した方が良いという格言。

一般的に勉強したほうが合格はしやすいでしょうが、睡眠時間との関係は
必ずしも明確ではありません。一定の時間は必要でしょうが、
試験に合格する目的であれば、むやみに長時間勉強するより効果的な勉強方法をとったり、
試験のポイントやツボを押さえた方が効果的でしょう。

「学校の先生の教室での喫煙」
学校の先生は職員室ではタバコを吸っていましたが、教室に灰皿を持ち込んで休憩時間に
吸っている先生もけっこうしました。休憩時間に職員室に戻る時間が無いので、教室で
吸っていたのでしょう。今ではとても信じられませんが学校からも黙認されていたのでしょう。
先生が教室でタバコを吸っていて、子供たちにタバコの害を話してもまるで説得力がありません。

他にもいろいろあると思います。

試しに現在の常識のいくつかを疑って見てみましょう

このように現在から、30年前の昭和を見てみると、その頃
「いったいなんでそんなことを信じていたのだろう」ということがたくさんあります。

同じように
今から30年後の2049年から、現在の2019年を眺めてみると

「なんであの頃はそう信じていたのだろう」
「なんであの頃はそれが常識だったのだろう」
「なんで不思議に感じなかったのだろう」
「なんであんなことやっていたんだろう」

ということが、きっとたくさんでてくるのだろうと思います。

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