砂の上でじっーとして動かない我が家のオカヤドカリ

我が家には、ザリガニが住んでいるが、実は「オカヤドカリ」も住んでいる。ザリガニは、たくさん住んでいるし、水を替えたり世話をやいているしエサをあげると食べに来るので、我が家では存在感がある。

一方オカヤドカリは、1匹で住んでいるし、ほとんど貝殻の中から顔を出てこない。殻にかくれたまま、ほとんど動かない。エサをあげても食べに来ない。あげたエサも食べているのかもわからない。

冬の間は、室内の温度も下がるため、さらにほとんど動かないので、まるで冬眠しているかのようだ。温かいところの生き物なので、野生ではたぶん冬眠しない。オカヤドカリは、体を水分で湿っていることが必要なので、毎日、霧吹きで霧を吹きかけてあげるのだが、そうするとたまに顔を出すので、あーよかったと思う。

そんな感じなので、我が家では、ザリガニほど注目されていない。

1年前に、我が家に来たときは、環境が変わったせいか、興奮してかなり激しく動き回っていた。飼育の環境を整えたら、急に落ち着いた。

それ以来、あまり動かなくなった。春になったら、動き出すだろーと思っていたが、ちょっと動き出しがあまり変わらない。なので、砂のうえで、じっとしているのが好きなんだと勝手に思っていた。私の家族もそう思っていた。

ところが、先日、ペット用品屋さんに、ザリガニの砂を買いに行ったとき、ヤドカリ用の登れる筒状の網が売っていた。息子にこんなの売っているんだねと言ったら、息子が「オカヤドカリは自然の中では、木の上によく登るのでこれがあったら登るんじゃない」と言っていたので、その後、100円ショップで代用できる四角い筒状のものを買って帰った。

オカヤドカリが動き出した。

四角い筒を住みかのケースに入れてみた。
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(住んでいるのは1匹。もう一つは、空の貝殻)

夜行性なので、すぐには動かない。そこで部屋の明かりを消して、しばらくして見てみた。すると動いて、登った。そしてフタまで、よじ登った。
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やはり、ヤドカリは木の上が好きだから登るんだ。砂の上でじっとして動かないものだと思っていたが、ちゃんと木みたいなものがあれば、登るんだ。

ヤドカリは砂の上で動かないのが好きなんだと勝手に思っていたが、どうも思い違いをしていらしい。
登るものがない空間は、実はヤドカリにとってコンフォートゾーンではなかったんだ。

コンフォートゾーンとは、意識の中にある居心地のよい場所のことです。自分が緊張や不安を感じることなく、リラックスして自然に行動できる範囲ともいえます。
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さらに、ビニールの植物らしいものと、植木鉢の小さいのを置いてかくれる場所を作ってみた。それなりに、快適らしいようで、台の上に登っている。
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それでも、昼間はほとんど砂の上で、寝ているが、これまでよりだいぶ動くようになった。もちろん、動けばよいというわけではない。無駄に動かないからヤドカリは長生きなのかもしれない。野生では20年以上生きるとも言われている。

だいぶ動くようになったので、1週間ぐらいして、さにらに住まいのケースを大きいものに替えてみた。これはきっと、さらに快適だろう。
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ちょっとしたきっかけでずいぶん行動がかわるものだ。

それにしても、オカヤドカリは、砂の上で寝ているのが好きで動かないものだと思っていましたが、私たちが勝手にそう思っていただけでした。

砂の上でじっとしている時間が多いのは変わりませんがひとつの登る筒を置いただけで、かなり行動で変わってしまいました。

オカヤドカリにとっては、木のように登れる場所がある空間が実はコンフォートゾーンだったのですね。

筒ひとつでずいぶん変わるものです。

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